パチンコ店のイベント事の一つに「新台入替」というものがあります。
一昔前は「開店プロ」と呼ばれる、新台入替や新装開店だけを狙って稼いでいた人たちがいたくらいですから、「新台といえば勝てる」というのが一般的でした。
新台入替ってほんとに勝てるの?並んでまで打つ価値あるの?と疑問に思っている人や、実際に並んで打って、勝った人もいれば、ぜんぜん勝てなかったという人もいると思います。
新台入替は勝てるのか勝てないのか、またどのように立ち回ればよいのでしょうか。
目次
新台入替は勝てる?
新台入替は勝てるのでしょうか。結論を言うと「勝てる」ということになります。
しかし勝てると言っても、開店ロムを使ったり、モーニングを入れたり、コンピューターで遠隔操作したりするというわけではないので、新台に座りさえすれば勝てるという安易な意味ではありません。
通常営業よりもよく回る可能性があるという意味での「勝てる」と考えてください。
そのため、新台と言えど店選びや立ち回りしだいになってきます。
新台入替の目的
新台入替を立ち回るために、新台入替を行う意味を考えておく必要があります。なぜ定期的に新台入替を行う必要があるのでしょうか?
最新機種の導入
新しい機種があるかどうかで行く店を選ぶ人は多いと思います。話題の最新機種をいち早く導入することで集客に結び付けることができます。
設置台の循環
人気がない台を撤去して、人気がある台を導入することによって、客の流れを良くし、稼働率の低下を防ぎます。
イベントの開催
イベントとしての「新台入替」を定期的に行うことで、新規客の獲得、店全体の稼働率アップ、客への還元(客の固定化)等へつなげます。
このように、新台入替は台を入れ替えること自体に意味があるので、必ずしも出す必要があるわけではないことが言えます。
ですが、最初から出さないと客が飛んだり、台の寿命にもかかわってくるので、店側としてはできれば出したいというのが本音でしょう。なので新台入替が勝てるチャンスであることは間違いありません。
勝てる店かどうかをチェック
新台入替が勝てると言っても、やはり勝てない店もあります。それを見極めるには自分の目で確かめるしかありません。
勝てる店なのか勝てない店なのか、新台当日に足を運んでチェックしてみてください。
- 釘をチェック、可能なら試し打ちをしてみる
- 全体の何割くらいが勝てそうなのかチェック
- 頻繁に空き台が出てないか、稼働率をチェック
- 出てそうか見た目の出玉をチェック
- 新台以外の島も出ていないかをチェック
このように、いろいろな店の新台入替をチェックしておくことで、どの店が勝てそうでどの店が勝てそうにないのかを把握することができます。
パターンをチェック
新台入替と一言に言っても、様々なパターンがあります。勝てるパターンと勝てないパターンを把握して勝率アップにつなげましょう。
- バラエティコーナーの数台を入替
- 1島20台を入替
- 2島以上の大幅入替
- 同じチェーン店の台を使い回して入替
- 4パチコーナーの台を1パチコーナーに移動して入替 など
このように、入替の規模や新品の台なのか使い回しの台なのかでも信頼度が変わってきます。当然に店によっても違ってきます。
日別でチェック
新台初日だけ出すのか、初日は様子見で2日目から出してくるのか、1週間は出すのかなど、日別でチェックしておきましょう。
- バラエティコーナーの入替は初日だけ勝てる
- 1島入替は2日目まで勝てる
- 大幅入替は1週間プラス調整
- 中古台の入替は初日から勝てない など
新台入替での機種選び
新台入替でよく回る優良台を打てたとしても、1日単位の勝負では運に左右される部分が大きいです。初日運悪く負けたとして、次の日も新台が打てるとは限りませんし、打てたとしても釘が据え置きである保証はありません。
そのため、運に左右されやすい一発台的な機種よりも、安定したスペックの機種を打った方が新台入替の恩恵を受けやすくなります。
この記事を書いている時点で稼働している機種を例にあげると、「大海物語4スペシャル」はおすすめ、「大工の源さん 超韋駄天」はおすすめしないということになります。
新台入替の注意点
新台入替は通常営業よりも勝てる可能性が高いですが、注意点もあります。
競争率が高くなかなか打てない
新台は競争率が高いため、簡単には台に座ることができません。新着順なら開店前から長時間並ぶか、抽選ならある程度並んだ上、運しだいとなるため、台を取れなかった場合は無駄な時間を過ごすことになります。
また、新台を打てなかったときの立ち回りを考えておかないと、適当な打ち方をして中身のない負け方をしてしまうことも多々あります。
回らないこともある
苦労して新台に座ることができたのに、思いのほか回らないこともあります。せっかくの新台なので多少回らなくても打ち続けたいところですが、ここはやめるのが正解です。これは実際によくあることなので、やめる勇気を持って臨むことも大切です。
予算をオーバーしてしまう
いつもは予算を決めているはずなのに、新台だとなぜか気が大きくなって、底なしに投資してしまうことがあります。よほど期待値が高いのであればとことん勝負するのもありですが、大負けして生活や今後の勝負に支障が出るようであれば、新台と言えどしっかりと予算を決めて、引くときは引くようにしましょう。
終わりに
パチンコは通常営業で勝てるのが理想ですが、なかなかそうもいかない場合が多いと思います。通常営業では勝率が悪くなかなか成果が上がらない人、朝から並べる人は新台を選択肢の1つにしてみるのもいいかもしれません。
どの店のどのパターンなら勝てるということが事前にある程度把握できていれば、無駄に並ぶことなく、比較的期待度の高い立ち回りができるはずです。
もちろん、事前調査なしにとりあえず打ちに行ってみて、そこから勝てる店やパターンを探っていくというのもありだと思います。
要は「新台だから勝てる」ではなく、新台なりの立ち回りをすることが大切ということです。