会社員や学生の方は夕方以降からの立ち回りが基本となります。
土日休みの会社員でも、子守や家族サービスで平日の夕方からしかパチンコに行けないという方も多いと思います。
パチンコは夕方以降から打っても勝てるのでしょうか?
結論を言うと、勝つのは難しいし大きく勝つことはできませんが、夕方以降からのパチンコに特化した立ち回りで正しく打つ事ができれば勝つ事は可能です。
目次
夕方からでは勝ちにくい理由
稼働時間が少ない
夕方以降からのパチンコで、1番のネックとなるのは「稼働時間が少ない」事です。
当然早い時間から長時間打てる人に比べると期待できる利益が小さいことは言うまでもありません。
ただ単に打てる時間が短いことだけでなく、以下のようなデメリットもあります。
持ち玉比率の影響を受ける
打てる時間が、18時から22時まで4時間あるとします。
例えば期待日当が12000円の台を打った場合、終日打てば12000円の利益が期待できます。
単純に時給で計算すると、4時間打てば4000円の利益が出そうですが、パチンコには持ち玉比率という考え方があるので、実際には4000円も勝つことはできません。
あくまで日当12000円というのは朝から閉店まで打った場合の期待値で、単に4時間打ったから4000円勝てるというわけではないのです。
確変・時短を消化できない可能性
また、打てる時間が4時間あると言っても、毎回4時間フルに打てるというわけではありません。
2時間打っても当たりを1度も引けず持ち玉が0の状態だったら、3時間打った時点で持ち玉がすべて飲まれてしまったらどうすればいいでしょうか?
現金投資は時間が遅ければ遅いほど不利になります。
残り1〜2時間では当たりを引けないこともありますし、なんとか当たっても確変や時短を消化しきれないまま閉店を迎え、投資損で終わることもあるので、通常は打たないのが正解です。
このように打てる時間が4時間あっても、実際には2〜3時間だけしか打てない事も多々あります。
優良台を打てない
次に挙げられる理由が「優良台を打てない」ということです。優良台とは、釘が甘くそれなりの日当が期待できる台のことです。
そんな台は、朝から来ているパチプロのような人達が当然キープしているため、夕方から行っても打てない可能性が高いという理屈です。
シビアな立ち回りとメンタルが必要
パチンコで勝つこと自体が難しいのに、条件の悪い夕方以降から勝負して勝つのはさらに難しいことです。そんな悪条件の中で勝とうとするわけですから、それなりにシビアな立ち回りやそれを実行するメンタルが要求されます。
夕方からでも勝つための立ち回り
等価交換の店で打つ
夕方からのパチンコで1番のネックとなるのが稼働時間が短いことです。それには「持ち玉比率」の考え方が大きく影響してきます。
ここでは詳しく解説できませんが、持ち玉比率には概ね以下のような意味があります。
等価交換では、現金投資時・持ち玉投資時共に1玉4円です。
換金差がないので実質持ち玉比率が100%と同等ということになります。
等価交換での勝ち方はシンプルです。
稼働時間による持ち玉比率の影響を受けないので、いつ打ちはじめても、短時間しか打てなくても、等価交換のボーダーラインさえ超えていれば勝てる計算になります。
貯玉を活用する
もう一つの方法は貯玉を活用するという事です。
等価交換の店でなければ、貯玉を使って打つということは必須と言ってもいいと思います。
貯玉は持ち玉と同じように使えるため、貯玉だけで打てば稼働時間や持ち玉比率の影響を受けないという等価交換と同じ考え方です。
貯玉がある程度貯まるまでは少し大変かもしれません。
運のいい人は1回で貯まることもあるし、運の悪い人は5回・6回と通っても貯まらないこともあります。
僕の場合、L店ではわずか2回の現金投資で3年間貯玉をキープしていますが、M店には5回くらい通ってやっと貯まってきました。
貯玉をキープできるようになれば、3円交換でも2.5円交換でも打つ時間が短くても、等価交換のボーダーラインさえ超えていれば勝てる計算になります。
夕方からの店選び
夕方からの店選びで重要なことは、夕方からでも優良台を打てるかどうかという点です。
人口が多い都市部やアクセスが便利な駅前、大手が集中している激戦区と呼ばれるような場所では、夕方でも稼働率が高く空き台がなかったり、レベルの高い打ち手が多く優良台がすでに押さえられていたりします。
あなたがよく行く店がそのような状況で、優良台を打てていないのであれば、少し立ち回りを見直してみた方がいいかもしれません。
そんなに人口の多くない地域や郊外店では夕方から空いてくる場合も多いです。だいたい17時くらいになると、お年寄りや主婦層が帰宅して空き台が出てくる印象があります。
いつもよりも少し行動範囲を広げてみて、夕方からでも優良台が打てる店を探してみてください。駅前の店では勝てなくても、駅から徒歩10分の店では勝てるかもしれません。
夕方からの台選び
台選びに関しては、夕方からだろうが朝からだろうが、釘を見てボーダーラインを超える台を選ぶという点については変わりありません。
デメリットの多い夕方以降からの立ち回りですが、台選びに関しては唯一のメリットがあります。
それはすでに他の人が回しているということです。台の総回転数に注目してみてください。数百回転しか回っていない台もあれば、2000回転以上回っている台もあると思います。
この総回転数というのは稼働率の高さを表しています。回らない台はすぐにやめていく人が多いため、総回転数が多い台の方が回る可能性が高いということが言えます。
この方法は釘読みが苦手な人や、釘調整にメリハリがなく台を絞りづらいときなどに有効ですので覚えておくといいと思います。
もちろん回らなくても粘る人もいますし、大当たりの多い台では確変や時短で回転数を稼いでいる場合もあります。回る台が1台もない店があることも忘れてはいけません。
夕方からの機種選び
夕方からのパチンコでは機種選びが重要になってきます。どのような機種が向いているのでしょうか?
大当たり確率が甘い機種
短時間勝負には大当たり確率の甘い機種、つまり甘デジタイプが向いています。
時間が少ないんだから短時間で大量の出玉を期待できる、ミドルタイプや連チャン重視の機種を打った方がいいのでは?と思う人もいるかもしれません。
勘違いしている人も多いと思いますが、ミドルタイプや連チャン重視の機種は、ギャンブル性が高いだけであって期待値が高いわけではありません。
期待値を稼ぐためには、なるべく多くの時間打つ必要があります。
突き詰めると、閉店1時間前でも勝負できる機種は何かと考えたときに、甘デジタイプしかないという結論になります。
もちろん、時間を差し引いても期待値が上回るミドルであれば打ってもいいし、最初の1時間だけとか早い時間だけに限定して打ってみるのはありだと思います。
消化の早い機種
同じ甘デジタイプでも性格はさまざまで、短時間勝負に向いている機種もあれば、あまり向いていない機種もあります。
それほど神経質になる必要はありませんが、閉店ギリギリまで打とうと思ったらなるべく消化の早い機種を選んだ方が間違いありません。
この逆があまり向いていない機種になるわけですが、実際に打ってみて、特にST中の確率が低くやたらと電サポ回数が多いタイプの機種は避けた方がいいと感じました。
おわりに
今回は夕方からという時間的に不利な状況での立ち回りについて解説しました。このように不利な状況をどうすれば打開できるか、一つ一つ理由づけして打つようにすると糸口が見えてきます。
もちろん、僕とは違う方法でうまく立ち回れている人もいると思います。今の状況で勝てていないのであれば、いつもと違うアプローチで戦略を立ててみることが大切です。