パチンコは運じゃない?勝つために絶対に必要な「運」とは

パチンコで勝つために「」は必要だと思いますか?

パチンコは確率のゲームなので、運がよくないと勝つことはできません
朝イチ2回転で当たって10連チャンした人、朝から1000回ハマって単発を引いた人。どちらが運がよくて、どちらが勝ったかは言うまでもありません。

ただこれはあくまでも短期的な話です。
1ヶ月、半年、1年と長期的に打って試行回数を増やしていけば、確率は収束に向かい、運の要素も限りなく0に近付いていきます

そのため、最終的に勝敗を分けるのは運ではなく実力ということになります。
ですが実はパチンコで勝つために絶対に必要な運があるのです。

パチンコで勝つために必要な運とは

パチンコで勝つために絶対に必要な運が存在します。それは「勝てる台がある」ということです。

ボーダー理論や期待値計算、釘読みや止め打ちをマスターしたところで、そもそも勝てる台が存在しなければ勝つことはできません

パチンコの地域格差

そもそも店がない

都会に住んでいる人は考えたこともないかもしれませんが、田舎の方へ行くとパチンコ店が1件もなかったり、あったとしても1〜2件だったりします。

盆や正月に奥さんの父親の実家に行くことがあるのですが、そこには1件もなく、となり町にようやく2〜3件あるという環境です。

人口が少ない地域はパチンコ店が少なく、他店と競う必要がないので、わざわざ優良台を置く必要がありません。

選択肢も少ないため、このような場所に住んでいて勝てる人はまずいないでしょう。

勝ちやすい地域と勝ちにくい地域がある

地元以外の市町村や他県でパチンコを打った経験から、勝ちやすい地域と勝ちにくい地域があることを感じています。

最近は地方にも大手のチェーン店が増えてきているので昔ほどではないですが、地域性のようなものが存在します。

基本的にはパチンコ店が多い都会ほど勝ちやすいですが、店が多いわりに優良台がぜんぜん見つからなかったり、少ないのにもかかわらず意外とすぐに優良台が見つかったりすることがあります。

ほとんどの人はその地域に元々住んでいたか、パチンコに関係なく移住した人です。

たまたま住んでいる場所から比較的近い場所に勝てる台があるとしたらそれは運がいいということです。

現在の僕は、家庭や時間の都合上近場の数店舗にしか打ちに行くことができません。
その中でなんとか勝てる台を見つけることができて、少ないながらも収支をプラスにすることができています。これは本当に運がいいことだと思っています。

そこで勝っているなら「勝てる台がある」という運の恩恵を受けているということです。

店に勝たせてもらっている

パチンコ店の損益分岐を10割営業とした場合、通常営業では店側が利益を出す必要があるため9割営業と仮定します(実際の割数とは違うのでご注意)。

下の図をご覧ください。□は各パチンコ台、数字は台ごとの割数を表しています。□内の数字が9以下なら店の利益、10はトントン、11以上は客に利益が出る設定です。

この3つのタイプ、実はすべて9割営業です。

パチンコで勝つためには11以上の台があるC店タイプの店で打つ必要がありますが、どれも9割営業なので店側は必ずしもC店タイプで営業する必要はありません

メリハリがないと集客できないという考え方もあるかもしれませんが、釘やボーダーラインを意識している客ばかりではないし、見た目の出玉なら調整に関係なくメリハリが出るものです。

業界人ではないので感覚的なものですが、A店タイプやB店タイプに近い営業を行っている店はたくさんあるし、それなりに集客できている店もあります。

要するに、C店のようにあえて勝てる台を置いてくれている店があるから勝つことができるわけです。

攻略プロの話

かつて、攻略プロと呼ばれる人達がいました。春一番のランプ打法で有名な「梁山泊」という名前なら聞いたことがあるかしれません。

過去には様々な攻略法が存在しましたが、攻略プロと言えば体感器を使って攻略する人のことを指す場合が多かったです。

彼らは繊細な技術を駆使して文字通りパチンコを攻略して勝つわけですから、運に頼ることはありません。しかし時代が良かった(=運が良かった)とも言えます。

確変継続打法の「CRモンスターハウス」、大当たり直撃打法の「マジカルランプ」が撤去されはじめたあたりから攻略プロはホールから姿を消していきました。“勝てる台”がなくなったのです。

その後も小ネタや短命ネタはちらほら出てくるものの、攻略プロとして食っていける時代ではなくなりました。平打ちプロに転向した人、まじめに働いている人、社会に適合できずニートになってしまった人もいるでしょう。

パチンコで勝つために「運」が必要だとわかっていた人なら、そのうち稼げない時代が来ることを想像していたはずです。

攻略プロとして活動しながらも、次のビジネスを考えていたかもしれません。新しいキャリアのために勉強をしていたかもしれません。日銭を使わず開業や投資のための資金を貯めていたかもしれません。

「パチンコに運は必要ない、実力が全てだ」と考え、宵越しの銭を持たないような人は、実際に稼げなくなったとき途方に暮れてしまったのではないでしょうか。

おわりに

パチンコには運が必要という話は、ちょっと大袈裟というか半分は屁理屈です。しかし、現代のパチンコが昔に比べてどんどん勝ちづらくなってきているのも確かです。

本当の意味で釘調整が禁止になったら・・・全てのパチンコが設定台になってしまったら・・・止め打ち・技術介入への対策がさらに強化されたら・・・ペイアウト率を制限する法律ができたら・・・。

いろいろ考えるとパチンコで勝つことができない時代が来るのも遠い未来の話ではないかもしれません。

現在パチンコで勝っている人も「運よく勝たせてもらっている」という謙虚な気持ちで、来るべき日のために備えておくということが大切なのかもしれません。